背景がボケたプロのような写真を撮りたい
デジタル一眼レフカメラを購入したものの、どうやったら背景がボケるかよく分からないまま撮影していませんか?綺麗にボケがきまるとプロが撮ったような仕上がりになります。この記事を読んで綺麗なボケを表現し、ワンランク上の写真が撮れるようになりましょう。
背景をぼかすには被写界深度のF値、レンズの焦点距離、撮影距離の3つで決まります。被写界深度とは、ピントを合わせた部分の前後のピントが合っているように見える範囲のことです。
F値の違いによるボケ具合
サンプル写真はレンズの焦点距離、撮影距離は同じで被写界深度のF値のみを変えています。F3.2とF20では背景のボケ具合に違いがあるのがわかっていただけるでしょうか?
レンズの焦点距離の違いによるボケ具合
サンプル写真は被写界深度のF値、撮影距離は同じですが、レンズの焦点距離が違います。35mmのレンズと105mmでは同じF値、撮影距離でもこんなにも背景のボケに具合に違いが出ます。
撮影距離の違いによるボケ具合
サンプル写真は被写界深度のF値、レンズの焦点距離は同じですが、撮影距離が違います。どうですか?同じF値、同じレンズなのに撮影距離の違いでここまでボケ具合が変わってきます。
背景をボケボケにしたいなら
とにかくぼかしたい。と思うならF値を小さくして、焦点距離の長いレンズで、被写体に近づけばボケボケの写真が撮れるということになります。その逆に全部にピントを合わせたいと思ったらF値を大きくして、焦点距離の短いレンズで、被写体から離れればいいのですが、そうばかりとも言えないのが写真の面白さです。
それでは、今日はこの辺で。
田中
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